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ICCAによる2024年の国際会議統計発表 2025.06.05

2024年に全世界で開催された国際会議の統計が、ICCA(国際会議協会)より発表された。日本は世界7位、AP地域では昨年に引き続き1位という結果になった。
本統計は、ICCA が公表した以下の国際会議統計の選定基準を満たした会議が集計されている。

1. 参加者総数:50名以上
2. 開催期間:定期的に開催(1回のみ開催した会議は除外)
3. 開催国について:日本を含む3カ国以上で会議のローテーションがある(2カ国間会議、政府系会議、国連主催の会議は除外)

2024年の統計によると、世界の国際会議件数は11,099件まで回復し、これはCOVID-19流行前である2019年14,606件の約76%にあたる。
一方、日本は世界上位10ヵ国の中で前年からの増加率が最も高く、2023年に続き世界7位を堅持し、2023年の363件から18%増の428件となった。トップ5の国々との差も縮まっており、6位のフランス(432件)にあと4件に迫る結果となった。

アジア太平洋地域でみると、日本は2023年に引き続き1位となり、2位以下の中国(249件)、韓国(243件)、オーストラリア(227件)などを大きく引き離し、アジア主要国・地域に占める割合は33.4%となった。(※アジア主要国・地域:日本、中国、韓国、オーストラリア、台湾)

アジア大洋州地域の都市別開催件数では、5件以上開催した上位80位までに、東京(4位・97件)、京都(11位・49件)を含む日本国内16都市がランクインし、昨年より開催件数を大きく伸ばしたのは北九州、つくば、広島、金沢等であった。また、1件以上開催した都市は国内60都市以上にのぼり、日本の世界7位に繋がった要因としては、大都市のみならず地方都市を含めた総力によることがわかる。



※JNTOより一部引用